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台風の波

台風19号への警戒情報がTVなどで盛んに流されていますが、本当に心配です。
この写真は、今朝の入野の砂浜へ向かう道で、5月にはこの堤防の向こうの砂浜で「Tシャツアート展」が開催されている場所ですが、昨夜の満潮時にはこの堤防を越えて波が入ってきています。私もこのような状況は初めて見ました。附近のラッキョウ畑にも海水が入ったところがあるみたいで、植えたばかりのラッキョウの被害も懸念される状況です。
台風から相当離れたところで、この状況ですから、今夜満潮時の関東地方は高潮と波にに厳重注意が必要でしょう。
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2019年度「第3回文学講座」ご案内
日時/10月13日(日)午前10時~12時00分
会場/ 大方あかつき館(二階会議室)
演題/『私小説作家と〈文士の魂〉-あの車谷長吉からの、暁への畏敬の念ー』
講師/ 吉村 稠(よしむらしげる)先生
(園田学園女子大学名誉教授)
吉村先生は、文学館ができる5年前から『上林暁研究』という冊子を発刊、現在までに14号が刊行されており、まさしく「上林暁文学研究」の第一人者です。
大方あかつき館設立20周年記念事業では、上林さんのお孫さん(大熊平城さん)との文学トークにもご登壇いただきました。今回の文学講座では「私小説作家と〈文士の魂〉-あの車谷長吉からの、暁への畏敬の念ー」というテーマでご講演をしていただきます。
2019.10.06 2人展
二人展
今回で第3回目となる、浜田 啓さん、宮下健志さんの「2人展」が、大方あかつき館町民ギャラリーで開催されています。(展示期間は10月30日まで)
自然体で創作を続ける二氏の、センスあふれる作品30点が町民ギャラリーに展示されていますので、ぜひご覧ください。
第32回企画展

10月7日(月)から、第32回上林暁文学館企画展「上林暁とセンター試験」が開催されます。
 2019年1月に実施された大学入試センター試験に、上林暁の「花の精」が出題されたことを知ったのは、試験翌日の新聞を見た方からの一報でした。私は、その日の新聞に目を通したにも拘わらず迂闊にも見逃していたのです。今回の大学センター試験(国語)の受験生は、全国で約52万人、高知県でも約2,700人というから、上林暁文学館にとって、これはただならぬ出来事なのです。
 1990年から実施されてきた大学センター試験(国語)を調べてみると、ここ30年間の本試験及び追試験に出典された小説は77作品、著者は65人となっています。一人の作家で最も多く採用されているのが夏目漱石の3回で、2回採用されているのが上林暁を含めて10人であることからして、専門家の中で上林文学の評価が非常に高いことを改めて認識しました。また、この機会に調べてみると、センター試験以外でも、過去の大学や高校の受験問題に上林暁の作品が相当採用されていていることが徐々にわかってきました。
 今回の採用は、2011年に夏葉社から発行された『星を撒いた街』に「花の精」が掲載されたことも影響しているかもしれませんが、それにしても「どうして上林暁の作品が、日本の将来を担う若者の知識を試す大切な場で多く採用されるのか・・・」を考えた時、彼が自負していたある文章を思い出しました。

「まともな文章」
私の文章には独創性がないことを、私は自認してゐる。一目で判る、独特の文体を持たないのである。私はこれを、作家としてひけ目に感じてゐる。
その代り、私の文章はまともな文章ではないかと、私は自負してゐる。本来の文章道に則つて、相当正しい文章ではないかと思つてゐるのである。正しいといふ意味は、文法的な踏み外しが少なく、正確で、晦渋でなく、ケレンや誤魔化しを使はず、推敲も行きわたり、句読点にいたるまで心をつかひ、かなり吟味した語彙や修辞を用ひてゐるといふことになるであらう。私は日本の文脈を踏まへてゐる上に、西洋の文脈の影響も受けてゐる。斬新ではないが、古臭くもない、面白さに感嘆させるところが少い反面、じつくり噛みしめれば味が出ようといふことを狙つてゐる。

 今回の企画展は、「大学センター試験」という客観的な要素を切り口にして、これまでと少し違った視点から、世代を超えた上林暁文学の顕彰を図ってみたいと考えています。
56是正(多摩川)

今日は、高知県学校図書館協議会第59回学校司書部夏季研修会が大方あかつき館であり、「郷土作家 上林暁」というテーマで研修をしてくれました。
今年のセンター試験の国語で上林暁の「花の精」が採用されたことが刺激となり、今回のテーマにつながったようです。
「どうして採用されたのだろう」という疑問に、上林暁文学館なりの分析でお話をさせていただきました。